2012/08/24

FLAG






このブログでも何度か紹介したバンド、toldのニューシングル「FLAG」がブログたけし事務所に届いた。黄色を基調としたジャケットに事務所で飼っている黄色いインコのアルフレッドも仲間かと思ったのか飛びついて「オハヨウ」と鳴いた。

それくらい黄色だった。(昔の邦画のタイトルみたい。)

ジャケットデザインは快速東京のカミソリギタリストにしてカミソリデザイナー、一ノ瀬雄太、イラストはtold(Gt./Vo.)の鈴木歩積の実の兄、スズキユウマ(OFFICE VOIDS)である。

清々しい黄色に取りようによればノンセンチメンタルなイラストがtoldというバンドを実に良く象徴している。と事務所のバイトの女の子が言ったので、

「あー俺もそう思ってタワー」

と、ブログたけしもすかさず言った。
ただ確かにそうだ。
このイラストの線には語りかけたくなる何かがある。

「君は無感情に描かれた線かい?」
「それとも何かを僕に言いたいのかい?」
「何かあったら言いにおいで」
「いつでも相談に乗るからさ」
「あーでも僕よりもっと的確な答えを出してくれる方がいるなあ」
「日曜あいてる?」
「とりあえず集会おいでよ」
「イデア様に相談しなよ」
「いや、そんな変な会じゃないよ」


「とりあえず集会おいでよ」


「日曜日に集会に行くぐらい」といったら失礼だが、僕なんて到底及ばない差をこの画に感じた。一言じゃないんだ、この画は。と。


話を変えよう。
ジャケットのデザインについて。

まずこの文章を読んでもらいたい。

「勝ってうれしい花いちもんめ、負けて悔しい花いちもんめ、隣のおばさんちょっと来ておくれ、鬼が怖くて行かれない、お布団かぶってちょっと来ておくれ、お布団ぼろぼろ(若しくはびりびり)行かれない、お釜かぶってちょっと来ておくれ、お釜底抜け行かれない、(鉄砲かついでちょっと来ておくれ、鉄砲あるけど弾がない、)あの子が欲しい、あの子じゃわからん、この子が欲しい、この子じゃわからん、相談しよう、そうしよう」

ご存知の通り、これは遊び歌「はないちもんめ」の歌詞である。
ぼくはすべてにおけるデザインのベースはこの歌詞の中にあると思っていて、一ノ瀬雄太のデザインを語る上でかなり言い得たソースになる。

モノを作る上で人が一番大切にしなければならない芯。
それは単純な事で、
かったらうれしいし、負けたら悔しい。
そう言う事なのだ。その後に続く歌詞もまさに単純な人のエゴ。

100万円欲しい!
アイドルと付き合いたい!
コレが好き!
あれが嫌い!
やだ!
いいよ!
めんどくさい!
かっこいい!
かっこわるい!
むかつく!etc…

一ノ瀬雄太には、僕らが言葉を使い慣れて忘れてしまった単純な感情がまだあるように思える。
「社会という荒波」とはよく言う言葉だが、僕もそう思う節はある。
ただ「荒波」ほどスケールは大きくなくて、まるで「濁った水」のように感情が渦巻いている。
「社会は濁った水」なのだ。
そんな濁った水に投じられた、一石のロックがtoldの「FLAG」であり、このイラストであり、このジャケットなのだ。

この石に救われてみよう。

夜明けは近い。

アルフレッドはもう一回言った、

「オハヨウ」!

2012/06/27

お元気ですか?








普通の人間が
特別な仕事に巡り合ったのだから
普通の感覚を大切にして
特別な生き方をしてみる。
それだけのことです。
大好きな仕事に夢中にならないで
なんの努力もしないで
才能の有無やチャンスの有無や
環境のせいにして
なんとなく生きていくなんて
なんともったいないことか。
誰かの心に触れることの快感と
それを仕事にできる幸福と
映像表現という
永遠に開拓し続けられる大地に
自分が立っている興奮を
僕たちはもっと感じるべきだ。
もっと夢中になるべきだ。


好きなことを好きなだけやる。
それが仕事になるのだから
こんな幸福なことはない。




2012/06/09

未来




仕事柄、新しいものをどんどん吸収していかないといけないなと痛感します。
このまま時代の波に乗り遅れてしまったら孫に馬鹿にされてしまう日もそう遠くないからです。

孫「おじいちゃん、こんな事も知らないの?」

僕「知らないよ。それ何?」

孫「ダウドネイターだよ」

僕「ダウ・・!?知らないなー」

孫「本当に知らないのー?ガルドロー!」

僕「え!?それもなに!?」

そんなのは嫌だなと、思うわけです。加えて「ださい」が「ガルドロ」になってしまった日本もいやです。

僕らは未来を造っていかねばならんのです。
そう考えても浮かぶのはこんなもの↓





・・・


がんばります。

2012/06/06

拝啓、ペペロンチーノ様




今日は早く帰ってきたので、余り物の野菜で野菜カレーを作った。


「余り物の野菜で野菜カレーを作った。」
この一文で僕を知っている老婆なら卒倒しているだろう。

そう僕はカレーが嫌い。

「だった。」


ご存知の通り僕は春から共同生活をしている。
こういった生活の中で「カレー」という存在がいかにユースフルでリーズナブルかはもう皆さん周知の事だろう。

「いずれ、カレーを食べる事になる・・・」

そんな不安が僕をキャベツで包み込み、おいしいロールキャベツになった頃、
僕のもとに一品の救世主が現れた。

ペペロンチーノである。

早い、安い、うまい!
ポテンシャルとしてはカレーと同等といっていいこの一品が、なんと文平ハウスの主食となったのだ!
まさに世襲制に異議を唱えていた一議院のもとに現れた救世主、ペペロンチーノ。
彼が王になった時、僕はすぐさま彼に仕える誓いの聖杯にキスをしたのはいうまでもない!

それから僕らにとってペペロンチーノは一日一回は必ず食べるほどになっていった。
ペペロンチーノのすごさは何といっても彼自身、寛大な奴だと言う事だ。
もし茹でられただけのパスタがあったとしよう。そこに君は塩こしょうだけかけてたべたとしよう。

それはもうペペロンチーノだ。

茹でられたパスタ。もうこの際それもペペロンチーノだ。ペペロンチーノに失敗はない!
ペペロンチーノは全てのはじまりだ!

ペペロンチーノ万歳!

ペペロンチーノ万歳!

それだけではない。ほんの、ほんのひと手間加えるだけで彼は深紅のマントを羽織り悠然と踊ったり(※トマトソーススパゲッティのことです。)鉱石の楯を持って攻め入る敵を塞いだりした(※ボンゴレのことです)
文平は「スパゲッティ食べないと一日が始まらないわ!!」と言う程までペペロンチーノ様に魅了され、それにはさすがに苦笑する僕たちだった。





「ペペロンチーノが文平ハウスにやってきてから、笑顔が増えた気がする。」
ダイヤの目をした青い鳥が、そんなことを言った気がした・・・












しかし、歴史がそうであったように繁栄は長くは続かないもの・・・

ある日この男がこんな事をつぶやいた。






ドラゴンこと、オオクボリュウである。
僕らは動揺し、彼に


「なっ・・・何言ってんだ!お前!」

「あーあ、そんな事言ったらもうこの家すめないよー(汗)」

「うまいのになー!!!」

「なーーーー!!!」

と力なく反発した。
その努力も虚しく、彼は冷静に、理路整然と、


ドラゴン「お米あるんだからお米も消費しようよ。」


と小さい花が咲く音くらいぼそっと言った。



城が崩れる。

永きにわたり栄華を極めたペペロンチーノ文明が、終わりを告げる。

王国の書物は全て燃やされ、議会は解散した・・・・


ドラゴン「はい、じゃあ今週からスパゲッティ禁止ね。お米だけ食べる。」


新政府が新しい国を創る。

白米のように真っ白な城が建つ。

人々が戻ってくる。

彼らの中にもうペペロンチーノはいない。

それでも僕らは歩いていかなければならない。

郷に従う。

だって僕らは今、



サラリーマンなのだ。












野菜カレーは全然食べられた。
お米のストックはまだまだある。

でも無理をしてスパゲッティ生活を続ける事はできた。
 そうしなかった理由は、ただ一つ。




僕らには、

ドラゴンが言ったらそれ絶対、的なところがある。




2012/05/20

復活しました。

皆さんお久しぶりです。
ブログたけしです。

何ヶ月も更新できなかったですが、皆さんはお変わりないでしょうか?
僕はというと休載期間中、サラリーマンになったり新居に移動して都民になったりいろいろ変化がありました。

隙をみて更新していきたいと思います。
これからもブログたけしを
よろしくお願いします。

2012/5/20



2012/03/12

惑星東京


快速東京のHPで連載させていただいている漫画「惑星東京」の第三話がUPされました。
だんだん固まりつつある四人のSC(周辺キャラ)達。
これからどんなTI(戦い)がMT(待って)いるのでしょうか?

「惑星東京」ではちょくちょくなじみの人々が登場します。
多分わからない人もいると思うので少し教えときましょうか。

今回新しく登場したのは

もとのり
ジャンボ
哲丸んちの死んだカメレオン
そして俺
(前回はあの方が登場してますけど・・・)


だれもこれも敵か味方か・・・


これから皆さんも知っているあの方その方登場予定ですのでストーリー以外も楽しんでいただけると幸いです。

次登場するのは君かもしれない!




2012/03/11




小さい時、公園で野球しようってなってバットとグローブはあるんだけど肝心なボールが無い。って事がよくあった。
ただそこはみんなの公園。
草むらを探せば汚いボールの一個や二個はすぐに見つかった。





一頻り遊んだ後、その小汚ねえボールをどうするかという話になって当然誰もいらなくて
最終的に思いっきり投げた。行方も見ずに帰った。

足りないだのなんだのどうにかなると思ってた。


とりあえずみんな公園に集合だ!


その場で作って捨てるのだ!


明日からもがんばります!

2012/03/10

鈴木君、絶対安静


「told鈴木歩積、自然気胸に倒れる!

三月八日、ブログたけしの元に届いた新聞の一面、、、
その内容が僕、そして関係する全ての人にとって驚愕の内容であった。

以前もレコーディングの際お世話になりブログにも登場した「toldの鈴木くん」(以下「toldの鈴木くん」
が自然気胸になってしまったというのだ!

ちょうどその時、地元埼玉の広報誌「彩の国通信」の三面記事、「海が無くても良いじゃない〜がんばれ僕らの内陸県〜」の取材を受けていたブログたけしは即刻、toldの鈴木くんのもとへ向かったのであった(彩の国通信の関係者各位、この場を借りて謝罪します、『まじ、わりーとおもってる・・・』)

自宅で療養中だという情報をtoldの鈴木くんの地元、太田区の広報誌「五分の二スラム街」の記者からもらい、すぐさまtoldの鈴木くん宅へ向かった。
鍵がかかっていたのでバールでこじ開け、リビングに向かった僕がみたのは、変わり果てたtoldの鈴木くんの姿だった。




「左胸からキレーに空気抜けとるやないかいっ!」



なんて定型文の突っ込みを入れてしまった僕・・・
そんなディズニーめいた彼の姿は逆に事の重大さを物語っているように見えた。



「いやいや、浮き輪かっ!夏の終わりみたいになってんで自分!」


なんてまた定型文の突っ込みを入れてしまった僕・・・
みるみるうちに空気が抜けていくtoldの鈴木くんを抱きかかえる。
抱いた瞬間「あれ、親父の背中ってこんなに小ちゃかったっけ・・・」と名作邦画で出戻りのドラ息子役の若かりし頃の中井貴一が言っていそうなシーンを想像した。
それほど抜けていたのである。空気が。左胸から。





















僕はtoldの鈴木くんをこんな風にした「自然気胸」とやらを調べる事にした。
toldの鈴木くんのパソコンを使って・・・・



僕「つまりこういう事か・・・・」

たった数分ウインドウをみただけでこれだけ理解できるのは世界広しといえど僕くらいだろう。
ただ僕も幼少期喘息だったので本当に安静が必要だという事はわかった。
鈴木君の一早い回復を祈って、今日はここでペンを置こうとおもう。

鈴木君がんばれ!




2012/03/07

川にぶん投げるポートフォリオ!


タイトル:真っ白なルービックキューブを完成するまで収容!の刑



昨日「ヒューゴ」という映画を見ました。
1930年代のフランス、駅で時計のねじを巻いている幼い少年ヒューゴとヒューゴの亡き父が遺した機械人形にまつわるお話で、マーティンスコセッシ監督の新作。
最近は3D上映の映画がもう当たり前なんですかね。

世界最初の映画はものすごくシンプルで、
機関車が駅に入ってくるだけのものらしいです。活動写真というやつ。
それを観た人々は向かってくる機関車を反射的によけたと言われています。

とても素敵なことですよね。

例えば今日生まれた子供たちが物心つく頃には当然i-Phoneがあってgoogleがあって
もしかしたらもっとすごいものが出てきているかもしれません。
恵まれているんですが、これから僕らに機関車をよけるような驚きはこれから出てくるのか?と考えると難しいですよね。
だって時代を担う「発明」ってとてもユニークでぶっ飛んでるんですもの。


【電話機】
「ロイスよ、君がここにいて、イザベラはパリにいるだろ?君、今イザベラと話ができたらさ、すごくない!?」
「ジョージ、何言ってるんだ」
「だからさ、離れた人と今ここにいる君が会話できるんだよ!?」
「いやそれはすごいけど・・」
「やべー・・そうなったらヤベー・・・ヤベエ発明じゃない!?これ!」
「『やべえ』って使えるね。そっちの方が発明なんじゃない?ヤベー」
「ヤベエなーこれーどうやって作ろうかなー、、やべー」
「ははは、やべー」
「やべー」
「やべー」


【電車】
「鉄のでっかい箱を作ってさ、人を運ぼうよ」
「はい?」
「人と、モノを運ぶんだ」
「アー・・・」
「それができたらそれに乗ってさ、都会に行ってコメディ俳優になろうな?俺とさ。」
「ああ、いいよ」
「お前簡単に連れるな!?そんなものできると思ってないだろ!?」
「『鉄でできた線路の上を蒸気機関を利用した』鉄の箱なら可能かもしれないけど、そんなのは現実的じゃ」
「え!?」
「え?」
「ちょ、、メモ、、メモ!!」


【飛行機】
「船はめんどくさいんだよ。なんか。もっとピューンて海越えたいのよ。ピューンて。ピューン、、、、ん?『ピューン』・・・・・・!?」
「マータ変な事考えてるのか?」
「船長!『ピューン』です!」
「は あ ?」
「ピューン!」
「おいおい」
「ピューーーーン!あははははは」
「おいしっかりしないと晩飯抜きだぞ」
「へーいおもかじいっぱーい」



愛する人を思う人も夢見るコメディアンものんきな船乗りもそうは思っていなかったかもしれないけどそれを観た時の感動は今も続いてるんじゃないかとは思います。
これから一体どんな発明を観るのでしょうか、そしてどんな発明をするのでしょうか、
夢は広がるばかりで足下はぐらぐらです。

僕の発明その1

2012/03/06

さよならそしてこんにちは



多摩美術大学
グラフィックデザイン学科
卒業制作展2012
「NEW FACE」

無事、終了!!


ご来場いただきまして誠にありがとうございます。
今年はかなり大勢の方々がお越し下さったらしく、
ひとえに卒制委員の努力の賜物だと思います。本当にご苦労様でした。

聞いたところによると大体、、
20万人くらいお客さんがいらしたのかな












だよね。佐田ちゃん。

冗談はさておき、本当に大勢の方が来ていただいたらしく、
僕らグラフ生としては本当にありがとうございますです。



少し僕の話を・・・

グラフィックデザイン学科として最後の作品は「映画」にしました。
処女作のタイトルは「映画が終わらない」。
技もノウハウもなかったのですが、飛び込んでみて感じたのは

「一人じゃ無理。」


という事でした。僕の卒業制作はみんなの協力がないと作れなかったのです。
もしも僕が庶民の気持ちを理解しない金持ちのお坊ちゃんだったら本当に「映画が終わらない」だった事でしょう。それでも構わず執事を呼んで「坂崎、僕もう映画とるのやーめた。」なんて言わなかったのですから、金持ちに生まれなくてよかったなーなんて思

そ ん な 話 じ ゃ な い 。

ただ皆から「協力」をもらう代わりに僕は孤独にもならなくてはいけない。
モノを一つ作る、ということに関して感謝と怖さがわかった卒業制作でした。
ものすごく怖かった製作期間でした。価値のある時間でした。

だから、最後のエンドロールで皆の名前が流れた時は感慨深かったですし
時間が限られる中、一時間という長尺にもかかわらずプログラムに組み込んでくれた映像班の方々、クラスに入れていただいた野村先生、そしてなにより観ていただいた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

来年、再来年と卒業制作展は続いていくのでしょうが、
これから卒業(予定)の皆さんには、卒制にかこつけて好きな事を想いっきりやれば良いと思います。

最後に今回の卒展にこの学年として参加できた喜びを噛み締めるべく
皆の集合写真を載せます!






























遅刻しました。












2012/02/29

ぽぽぽぽーん

ブログたけしでございます。
最近の僕はというと大して話す事もないです。
ということでこの前投稿した女の子が描けないので練習する、という記事の後日談を。

練習してます。


練習してて思うのは本当に「女の子は奥が深い」という事です。
昨今は美少女アニメだの萌絵だので様々な二次元の女の子を観る機会が増えていますが、
「女性」を描くという事は線から格好から台詞からポーズから「本当に奥が深い」。
描いている方を本当に尊敬します。
今まで僕が描いてきた「人」は筋肉質の男性だったり男友達の似顔絵だったり、男性だったり男性だったり男性だったりします。

ここまでの話で誤解がないように行っておくと、
僕は決してこっちではない。





この僕の男しか描いてこなかった代償は相当高くついたらしいです。
僕の描く線はどれも「男の骨格」に乗っ取っており非常に「筋肉質」な体をしています。
先日描いた女の子を多摩美の助手さんに見せると

「お前の描く女は男だ。百歩譲って女アスリートだ。

・・・ジョイナーだ。










ジョ、ジョ、ジョ、ジョイナー!?




僕はその足で駅に向かい、「女体山」に入山。

飲まず食わずで一週間、入山前にかっておいたフライデーのグラビアページをただ凝視し続けました。フライデーを見てない間は頭の中に二次元で女の子を想像し続け、目の前の枯れ木が女子高生に見えるまで一度も瞬きをしないという。過酷な修行に耐え、只今戻って参りました。




そして完成した僕の最新作、
皆さんには見ていただきたい。進化の軌跡を!
これが僕の女の子だあ!!!!!





















古い!

ただ確実に進化してると思います。
こういうの描いてるとき、

めちゃめちゃ恥ずかしいです。









2012/02/25

女の子

もーどうでも良いんです最近いろいろ。
やってられるかってんの。


何やら不穏な雰囲気がスタジオに漂う中、「どうしたんですか?」とスタッフがたずねると
ブログ先生はその重い口を開いた。


女の子が描きたい・・・



♬頭ん中、「?」マーク
♬本人ただ、力無ーく、yoyoyo

「・・先生、どうしたんですか?」

「僕はね、このまま社会人になるなんて考えられないんですよ。」

「それはなぜですか?」

「僕はコミュニケーションの道具として『絵』って言う武器を持っていると自覚しています!美大にいったんだからそれくらいは自覚したい!」

「先生、落ち着いて。」

「でね、落書きして、ブログを更新して、それなりに数描いてきました。ただ、気づいてしまったんです。」

「はい。」

「僕は男しか描けないんです。」

「・・・・は?」

「女の子のキャラが描けないんです」

「はあ・・」

「これまで騙してきたんですよ!自分を!読者を!」

「大丈夫ですよ、先生(爪いじりながら)」

「変わります。」

「はい?」

「僕練習します!女の子!」

「はあ、、」

「という事で・・・・・」










ブログたけし先生が女の子を描きました
(ラフですが、本気です。)












ブログ先生、かわいい女の子を描くための軌跡はブログで随時報告します。
かなり本気なのでみなさんお楽しみに!

なおブログ先生にアドバイスをくださる方
「ここをこうした方が良い」
「もっとセクシーに」
「女の子じゃない」
「先生次の土曜とか暇ですか?」

等の連絡はコメント欄に随時受け付けております。


コロンビアの州立大学で実際に出された問題




Q.彼は何をしている?

キャサリン「外を眺めてる、、かしら」

マイケル「それも、空を見ているね。目線が見上げている。」

サディー「着ている衣服からして、季節は春か、秋か、部屋の中なら冬ってこともあるかも」

トム「ほとんどじゃないか」

タイラー「髪を、切ったのか」

サイモン「知り合いかよ、タイラー」

アニー「待って!光が後ろから当たっているわ!ってことは時刻は、夕方から・・夜。深夜から明け方にかけてと断定できるわ!しかも、雨が降っていたとしたら日中もこの光の当たり方はおかしくないわ!」

トム「ほとんどじゃないか」

エリック「そもそもこいつ、足がないぜ?ゴーストかな?」

メイサン「絵のスタイルでしょ?」

オーウェン「彼はジャパニーズかな?コリアン?アジア系だね」

クリス「物思いに耽っているのさ。」

ケイティ「あら、恋かしら?」

ミザリー「もっとソフトな事のような気がするわ。・・・友達との約束とか?」

ダニーJ「おいおいおいおい、聞いてくれよ、ブラザー!アニスんとこのバーで一杯やってたらよ!?この街じゃあ見た事ねえ上玉を見つけちまったのよ!そんな女見つけちまったらこのティム様、黙っちゃ・・・・」

ナターシャ「え?ダニーJって『ティム』って名前だったの!?」

モリー「『ビクトリアのライムスター』じゃなかったの!?」

ティム「・・いや・・・その・・・」

ジェームス「『コロンビアのアランドロン』じゃなかったのかよ!?」

ティム「・・シャラップ!!ファ●ク!ファ●ク!ファ●ク!ファ●ク!マザーファ●・・・」

エイダ「話を戻しましょう。ミザリーが言ってた・・・」

ミザリー「(ふん、いい子ぶっちゃってさ!)・・友達との約束。」

バリー「友達との約束だろうね。僕もそう思うよ。」

バーバラ「ぽー・・・(バリー・・・)」

ミザリー「ぽー・・・(バリー・・・)」

モリー「ぽー・・・(バリー・・・)」

ナターシャ「ぽー・・・(バリー・・・)」

キャサリン「ぽー・・・(バリー・・・)」

サディー「ぽー・・・(バリー・・・)」

ケイティ「ぽー・・・(バリー・・・)」

トム「ほとんどじゃないか。」

バート「注文したピザを待ってるんだよ。早く来ないかなーって」

ドーン(兄)「豚は黙ってろ」

ドーン(弟)「豚は黙ってろ」

ダーラ「友人との約束?何かの結果を待ってるように見えるわ」

キャロライン「私はもっと深刻な事のように見える。ナタリー、あなたは?」

ナタリー「私は人間じゃない

エドワード「雨が降っているんじゃないかな」

マックス「大学の提出書類でも作っていたんじゃないのかな?」

スティーブン「メールを待ってる?」

トマス「・・・だめだ、全くわからない」

ローズマリー「わたしもさっぱり。」

ニコラス「そろそろみんなの意見をまとめなきゃ」

マイラ「正直に書きましょ。答えはWe were not able to answer. 」

ルーク「そうだね。しかたない。僕らの負けさ。」

トム「じゃあ僕が書いて提出しとくよ」

ルイス「ちぇ、てんでつまんねえ」

レヴィー「また来週ね」

ザワザワ・・・



「ねえ、今週のパーティーなんだけどさ・・」

「エーそれ最高」










トムの提出した回答
「彼は深夜まで大学の提出作業をし、朝方になって雨が降っている事に気づき窓から空を眺めた。そういえば今日は友達と遊ぶ約束をしていたが、時間等の詳細まで話し合わなかった。今日の集合は何時なのか?しかしそれよりも怖いのは、『雨だからやめましょう』と言う展開だと濡れた街を見て思っている。」






トム「雨、提出書類、メール、友人との約束・・・ほとんど当たってるじゃないか・・・」




fin

2012/02/24

i-Sennin




前回までのあらすじ

新生活に向けて新居の保証会社の審査を待っていたブログたけしは、
ひょんなことからアップルストアで「i-Sennin」をダウンロード(無料)、
そして起動してしまう。
アイフォーンの着信音、マリンバが鳴り響き、
スモークがあたりを包んだかと思うと、一人の老人がたけしの前に立っていて・・・




「じゃあ・・・」
仙人よりも早くたけしがそう聞くと仙人はうなずいた。
どうやらそうのようだ。
アップルの新アプリ「i-Sennin」(無料)はよくある、あれ的なやつらしい。
アラジン的な、金の斧銀の斧的なやつらしい。




仙人「では願・・・」
たけし「じゃあこれ!」

仙人にも「流れ」がある。
それを無視するほどたけしにはかねてから温めていた願い事があった。

「(はあ・・・)・・・何じゃ?」

早々に「こういう奴おるよなー」という気持ちで満たされた仙人はぶっきらぼうに聞いた。
「酒池肉林」でも「世界征服」でもとりあえず何でもしてやって、早い所帰っちまおう。
仙人はそう考えた。

そんな、たけしの願いとは?





ーそのときの様子をブログたけしさんはこう語る
「いやね、僕毎朝駅で思うんですけど、この確率って半々でしょ?でも僕毎回逆に持ってるんですよ。それがもう嫌で嫌でしょうがないわけ。だからいつもおもってたんですよ、仙人でもきて何でも願いを叶えてくれる的なイベントでもあったら・・・って。そうしたらこのアプリを見つけたんです。想像していた事が本当になる、
そう、アイフォーンならね?