2010/09/21

高松君





以前mixiで埼玉に転校する前に通っていた小学校の頃の友達が、十数年前の記憶をたよりに僕の家まで訪問してくれた、という日記を書いた。
そんな彼とはいまだにmixiで繋がっているが、そこから派生して当時のクラスメイト数人が僕を見つけ、マイミク申請してきた事があった。懐かしさとその時トップ画にしていた僕の描いたくだらないイラスト、そして「高松君」という偽名がその申請を承諾するのに若干の躊躇を僕に与えたがそんな事は「当時と変わらない『ゆかいなイズミダ君』がそのまま大人になったんだね」という彼らの仮想の会話を無理矢理想像して承認したのだった。
mixiで繋がっていると言っても十何年も実際に会っておらず、今彼らがどんな生活をしているのか微量な情報しかmixiなんかでは入ってこないわけで彼らのここ十年の変化は定かではないのだが、一つだけ全員に共通する事がある。それはトップ画が彼氏や彼女とのプリクラだという事だ。mixiでトップ画を彼女とのプリクラにするなんてここ埼玉では裸でヤオコーに行くようなもので、時代が時代なら島流しにあっていたであろう事態なのだ。そんな埼玉に比べ駅を二つ隔てただけの一級東京都下、西国分寺チルドレンたちはなかなかオープンでワイルドな成長を遂げたようだ。小学校四年生のあの日、皆の前で転校を発表していなかったら、僕もmixiネームの中に☆マークなんかが入っていたかもしれないと思うと、残暑の今朝でも背筋が凍り付く。美大なんて当然目指さず、アシンメトリーの髪にチェックのネルシャツを腰に巻き付けて街を闊歩してたかもしれない。
まあ、そんな「高松君」ですが、埼玉で神奈川の大学に通い、頑張ってます!

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