2010/05/07

それは秋葉原から。




最初に言っておこう。
キリンジもトクマルもゴリラズもすごく借りてよかった。

ただAKB48の「神曲たち」は素晴らしい出来である。
誰でもAKB48を一つのグループで見る傾向がある。しかしその視線がメンバーそれぞれの「単体」に向いた時にはもう秋元康の仕掛けた罠にはまっているのである。『必ず好みの女の子がいるはずだ!』そう思ったあなたは芸能界というサバンナを駆け巡る肉食獣、アフリカアキモトの捕獲射程範囲内にいる事を自覚していただきたい。そんなこともあって僕自身AKBには前々から多少の危機感を感じていたのである。その危機感とは「ハマったら抜けられないであろうな。」という恐れであり、ぼくにとってAKBという団体に対する食わず嫌いが続いていた。いや、続けていたのだ。AKB=オタクというレッテルに怖さを感じ、自分の体裁を守るための孤独な戦いを「続けていた」のだ。しかしこのところの彼女たちのメディアへの進出ぐあいといったら!秋元康のメディアを使った攻撃に、僕は破れた。完敗である。今ではAKB48のベストアルバム「神曲たち」を堂々と借り、「こちらのアルバムだけ当日返却となりますが、よろしいですか?」というTUTAYA側の要求にも「もちろん!」と言わんばかりの「・・・あ、はい。」で借りてしまう程なのだ。

今思えば興味本位でオフィシャルページを開いたあの日から、僕はこうなる運命だったのだ。
今はただ、「タケの部屋から聞こえてくるあの曲はなに?」と姉にいわれない事を願う。

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